みーの医学

2016年3月に110回医師国家試験に合格しました.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboの開発者です.

2015-07-04から1日間の記事一覧

国家試験の問題で同一の画像が違う疾患として使用されている件

みーの友達が,国家試験の問題で同一の画像が違う疾患として使用されていることを発見したので,報告します. 本態性血小板血症と真性赤血球増加症の骨髄生検HE染色の画像が同一のものなのです. 101A33 42歳の女性.赤ら顔と頭重感とを主訴に来院した.3ヵ…

HLAと疾患の相関 まとめ

HLAのタイプに相関する疾患は国家試験でも時々聞かれるので整理しておきます. 強直性脊椎炎 HLA-B27 インスリン自己免疫症候群 HLA-DR4 Behcet病 HLA-B51 Buerger病 HLA-B54 関節リウマチ HLA-DR4

自己抗体の染色パターンの覚え方

抗核抗体を構成する特異自己抗体はたくさんあり,一度に測定するのは難しいです.そこで自己抗体の一次スクリーニングとして,間接蛍光法による抗核抗体検査を用います. 抗核抗体検査では,ヒト由来の細胞に患者血清中の自己抗体を反応させ,染色されるかど…

頭重感の読み方「ずじゅうかん」

頭重感は,「ずじゅうかん」,と読みます. 「とうじゅうかん」,「ずおもかん」,と読む人もいるみたいですが,「ずじゅうかん」みたいです. 読めなくて困ったら,頭が重い感じ,と表現を変えればよいでしょう.