みーの医学

2016年3月に110回医師国家試験に合格しました.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboの開発者です.

酸素分圧の覚え方

体のあちこちの酸素分圧を知っていると便利なので,まとめてみました.

  • 大気: 160mmHg  (= 760mmHg * 0.21)
  • 吸気: 150mmHg
  • PAO2(肺胞酸素分圧): 100mmHg
  • PaO2(動脈酸素分圧): 80-100mmHg
  • PcrO2(混合静脈血酸素分圧): 40-50mmHg
  • ミトコンドリア: 0.1mmHg(???)

これを図にすると次のようになります.

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おおよそですが,呼気で150mmHg, 肺胞で100mmHg, 静脈血で50mmHg, ミトコンドリアで0mmHg と50の倍数で順に低下していることが分かります.

大気から肺胞までに50mmHg下がって,肺胞から静脈まででまた50mmHg下がって,ミトコンドリアまででまた50mmHg下がるというのは,酸素が障壁を順番に越えながら受動輸送されている様子を彷彿とさせますね.

上記の数字は正常なヒトでの値です.

ちなみに瀑布とはこんな感じの滝のことです.

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参考