みーの医学

医学生の「みー」が,医学に関してまとめています. 2016年3月に110回医師国家試験に合格しました.

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細菌性髄膜炎の起炎菌を整理する

細菌性髄膜炎の起炎菌は年齢ごとに異なります.理解の仕方を整理しました.

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考え方

生まれる時は膣常在菌に暴露される

分娩時に,膣の常在菌に暴露されることで髄膜炎を起こします.したがって,膣常在菌であるB群溶連菌や大腸菌が主な起炎菌になります.

乳児期は免疫が最も未熟なので,細菌性髄膜炎の発症率が高いです.

正常な免疫があるときは肺炎球菌とインフルエンザ桿菌

細菌性髄膜炎の発症率はかなり下がります.髄膜炎を起こすとすれば,感染力が強い肺炎球菌とインフルエンザ桿菌ぐらいです.

高齢で免疫が低下する

高齢になると,免疫力が低下するために,乳児期に見られるようなB群溶連菌なども髄膜炎を起こします.

髄膜炎菌は名前負け

髄膜炎菌は,名前に髄膜炎という文字が入っているので,髄膜炎を起こすと思ってしまいますが,頻度はとても低いです.名前負けしてますね.

ゴロ合わせ

不安になったら,

赤ちゃんは,Babyだい.大人の敗因は髄膜炎.

赤ちゃん(乳児)は,Baby(B群)だい(大腸菌). 大人(成人)の敗(肺炎球菌)因(インフルエンザ桿菌)は髄膜炎.

と覚えておけばよいと思います.

*1:細菌性髄膜炎診療ガイドライン 2014 - 日本神経感染症学会 より引用