みーの医学

2016年3月に110回医師国家試験に合格しました.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboの開発者です.

国家試験当日の過ごし方と持ち物

医師国家試験当日をどのように過ごすかという戦略を予め立てておくと,緊張がいくらか取れるのではないかと思い,みーの経験を元に,おすすめの持ち物と過ごし方を考えてみました.

事前準備

会場へのアクセス

国家試験の会場までどうやって行くかを知っていれば,当日に迷子になる心配はありません.できるかぎり事前に会場まで一度足を運んでみることをおすすめします.なお,MEC冬模試では,現地受験のオプションがあるので,活用するべきです.現地受験は2日間ありますが,忙しければ1日だけ現地に行って,後は自宅で模試を解くというやり方もあります.

当日のスケジュール

国家試験の受験票に当日のスケジュールが記載されるので,確認します.1日に3セクションあり,それぞれの間に休憩があります.この休憩時間をどのように過ごすかは自由なので,ある程度作戦を立てる要素があります.

休み時間の勉強

直前に見たものはよく覚えているタイプの人は,勉強をして過ごすのがよいと思います.実際,直前に何らかの参考書を読んで過ごしている人は多かったです.ただし,眼精疲労に注意し,たまには遠くを見つめるようにするべきでしょう.また,直前に焦ってあれもこれも見たくなるものです.事前に確認するべき参考書は厳選し,余分な荷物を増やさないように計画的に勉強をすすめるべきです.直前に見て点数が伸びやすい分野としては,公衆衛生の統計の数字や語呂合わせの最終確認です.みーは自分で作った語呂合わせまとめノートを直前に見ていました.逆に病態生理を見なおしても仕方がないです.

休み時間の雑談

みーは初日は勉強してみましたが,それよりも精神的な安定が欲しくなったので,2日目以降は友達としゃべることにしました.ぶっちゃけ直前に何か見ても見なくても点数はほとんど変わらないような気がしましたし,自分が難しいと感じた問題を,友達も難しいと感じたという話をすることで,落ち着きました.気分が落ち着くと,ミスも減って,得点率が伸びた気がしました.

休み時間の答え合わせ

友達と雑談をしているうちに,答え合わせをするようになりました.小さなミスや勘違いや禁忌肢情報がわりと発覚するので,ヒヤヒヤしますが,次のセクションに向けて気合が入るのでおすすめします.あくまでも,次の問題に気持ちを向けるのであって,終わってしまった問題をくよくよしてはいけません.

持ち物

iPadやスマホは休み時間に使えました.したがって,YearNoteなどを大量に持っていく必要はなく,m2plusやmedicmediaの電子版教科書を持参すれば十分です.iPadの電池切れは辛いので,前日はしっかりと充電しましょう.

監督員に許可をとれば,クッションの使用ができるので,お尻の快適さのために持参するべきです.試験会場の椅子は木の板みたいなノリの椅子だったので,クッションのおかげでだいぶリラックスできました.会場が寒い時のために,ひざ掛けを持参している人もいました.

まとめ

みーの持ち物リストです.

  • 忘れずに
    • 受験票
    • 受験者留意事項
    • お財布,電車のICカード
    • 腕時計
    • マスク,目薬
  • 文具・教科書
    • 鉛筆,鉛筆削り,消しゴム(>2).黒ボールペン
    • クッション(お尻の快適さのため)
    • まとめノート
    • YN, review books
  • 電子機器
    • イヤホン (休み時間の勉強時に周囲の音を遮断するため)
    • iPad
    • スマホ
  • 食料
    • お昼の弁当
    • チョコ
  • その他
    • ハンカチ,ティッシュ

MedicMediaが0円で配布しているInformaという雑誌の直前期号に,国家試験のポイントが網羅されていて参考になりました.