みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

関節リウマチの朝のこわばりの原因はIL-6の濃度

関節リウマチでは朝のこわばりがあることが知られている.この原因を示す論文があったのでメモしておく.

f:id:atsuhiro-me:20151118140241p:plain:w300

N G Arvidson et al. Circadian rhythm of serum interleukin-6 in rheumatoid arthritis. Ann Rheum Dis. Aug 1994; 53(8): 521–524. Fig1 より

上の図でRAの血清IL-6の濃度は,朝高くお昼以降は低下する.IL-6は炎症性サイトカインなので,この濃度が上昇すると関節症状が強くなる,とのこと.

ちなみに朝濃度が上昇するのは,IL-6は関節で生成され,少しづつ血液に漏れているため,体を動かしていない夜の間は漏れにくく関節内にたまり,関節を動かすとよく漏れて濃度が低下するからではないか,というディスカッションがされていた.

これで朝のこわばりが覚えられた.