関節リウマチでは朝のこわばりがあることが知られている.この原因を示す論文があったのでメモしておく.
上の図でRAの血清IL-6の濃度は,朝高くお昼以降は低下する.IL-6は炎症性サイトカインなので,この濃度が上昇すると関節症状が強くなる,とのこと.
ちなみに朝濃度が上昇するのは,IL-6は関節で生成され,少しづつ血液に漏れているため,体を動かしていない夜の間は漏れにくく関節内にたまり,関節を動かすとよく漏れて濃度が低下するからではないか,というディスカッションがされていた.
これで朝のこわばりが覚えられた.