呼吸筋には呼息筋(こそくきん)と吸息筋(きゅうそくきん)がありますが,どの筋肉がどちらに分類されるのかを理解する必要があるみたいです.
まず,内肋間筋と外肋間筋ですが,内側向きの力を出すのが内肋間筋で,外側向きの力を出すのが外肋間筋です. 名前と方向が一致します.このように考えれば呼息筋か吸息筋は自明です.
お腹周りの筋肉は呼息筋です.お腹から息を吐こうをすると腹筋を使ってお腹を凹ませるからです.ただし努力呼吸でのみ使用します.
それ以外は呼息筋です.横隔膜の収縮が主ですが,努力時には外肋間筋を筆頭に,胸鎖乳突筋や斜角筋を使います.