先日,別の病院に勤めている友人と話をしていた時,休みがどれぐらいあるかという話題になりました.
休みと聞いてすぐに思いつくのが有給休暇と夏休みです.研修医開始後6ヶ月で10日間発生するという規則が労働基準法に定められている*1ので,病院による差はないはずです.しかし労働者の権利であるはずの有給休暇が取れない雰囲気だったり,そもそも申請方法が分からないなどという話も聞きます.病院はブラック企業なので*2,有給休暇がきちんと取得できるかは重要です.
夏休みは一般的な規定がないため,病院によって差があります.6月から9月の間に6日間取得できる良心的な病院もあれば,研修医に夏休みはないという過酷な病院もあるようです.
しかしながら,年間の休みの量を規定する最大の要素は,診療日です.病院によって診療日は週5日,週6日などとまちまちです.例えば2017年で年末年始を除く営業日数は,土日祝日が休診ならば247日ですが,日曜祝日が休診ならば294日と,年間47日の差になります*3.有給休暇が取れる取れないの問題は些細なものになるわけです.
少しでも休みが多い環境で働きたいと願う医学生の皆様は,病院見学の際,「夏休みは何日ですか?」と質問をするのではなく,「診療は週何日ですか?」と質問してみてください.