梅毒の検査にはSTS検査(抗原はカルジオリピン脂質)とTPHA検査(病原体を抗原)の2つの検査があります.
両方の検査から
STS(-)かつTPHA(-):梅毒非感染感染直後
STS(+)かつTPHA(-):顕性梅毒生物学的偽陽性
STS(+)かつTPHA(+):先天性梅毒梅毒治療中
STS(-)かつTPHA(+):梅毒治癒後
このような判断をしないといけないのですがややこしいので語呂合わせ.
STSはSeibutugakuTekigiyouSei(生物学的偽陽性)の略.
TPHAはトレポネーマHAテストの略.
と覚えましょう.
ちなみにHAテストとは赤血球凝集試験のことで実際にTPHAでは赤血球凝集試験を行います. 本当はTPはTreponema pallidum(梅毒トレポネーマ)の略ですがトレポネーマとしたほうが覚えやすいでしょう. また本当はSTSはserologic test for syphilisの略ですがこれを覚えるのは難しいですよね.