みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

大腿四頭筋と膝蓋腱反射

膝蓋骨の下を押すと,普通に考えれば前頚骨筋の腱が伸展されて前頚骨筋が収縮をしそうですが,実際はご存知の通り膝蓋腱反射では大腿四頭筋が収縮します.

大腿四頭筋は,

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  • 大腿直筋
  • 内側広筋
  • 外側広筋
  • 中間広筋

の4つから成りますが,これらは膝関節を伸展させます.このために,脛骨粗面に停止しないといけません.また,大腿直筋と中間広筋は膝蓋靭帯を介して停止します.

つまり, 脛骨 - 脛骨粗面 - 膝蓋靭帯 - 膝蓋骨 - 大腿四頭筋 という順番につながっています.

ところで膝蓋腱反射は有名な反射ですが,膝蓋腱とは膝蓋靭帯のことで,膝蓋靭帯を急激に押すと,上記の理由で大腿四頭筋が伸展され,筋紡錘がおよよ!となってL2-4にて大腿四頭筋を収縮せよ!となるわけです.

参考:プロメテウス解剖学コアアトラス