みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

細胞内液と細胞外液のイオン濃度の覚え方

細胞内液と細胞外液のイオン濃度はよく試験で聞かれるので,大まかな濃度と細胞内外のどちらが濃度が高いのかをおさえましょう.

以下が代表的なイオンの濃度です.

イオン 細胞内濃度 (mEq/L) 細胞外濃度 (mEq/L)
Na+ 15 140
K+ 140 4
Mg2+ 2 40
Ca2+ <0.0002 4
Cl- 4 115
HCO3- 10 24
HPO42- 35 1

細胞外濃度の方が高いイオンは,Na+,Ca2+,Cl-,HCO3-の4つであることお覚えます.ゴロ合わせは,

Cellになかった.

Cell(Cl)にな(Na)か(Ca)った(炭酸イオン).

Cellにない→細胞内にないという意味なので,細胞外濃度の方が高いイオンは,Na+,Ca2+,Cl-,HCO3-ということがこのゴロ合わせで覚えられます.

なお,慢性腎不全で人工透析を受けている患者さんは,細胞内に少ない物質が不足し,細胞内にたくさんある物質が排泄できずに蓄積するので,

  • Ca2+, HCO3- は低値
  • K+, P は高値

となります.これを補正するために,人工透析の透析液の物質の濃度はそれぞれ逆になるようにしてあります.