カウプ指数は,身長体重から子供の肥満を評価します.
カウプ指数 = 体重[g] ÷ 身長[cm]2 * 10
15-19なら正常です.
これは身長体重から成人の肥満を評価するBMIの式と非常に似ていますが,単位が違ったり10倍したりと相違点もあります.
BMI = 体重[kg] ÷ 身長[m]2
18-25が正常で,理想は22です.
BMIの式を変形すると,カウプ指数になりますので,2つの値は常に同値となります.
カウプ指数は,身長体重から子供の肥満を評価します.
カウプ指数 = 体重[g] ÷ 身長[cm]2 * 10
15-19なら正常です.
これは身長体重から成人の肥満を評価するBMIの式と非常に似ていますが,単位が違ったり10倍したりと相違点もあります.
BMI = 体重[kg] ÷ 身長[m]2
18-25が正常で,理想は22です.
BMIの式を変形すると,カウプ指数になりますので,2つの値は常に同値となります.
小児の行動発達の評価をするには,何が何ヶ月でできるようになるかを暗記する必要があります.以下のゴロで覚えます.
2ヶ月であやすと笑う. ニコッ=2
3ヶ月で音がする方を見る.サウンド=3
4ヶ月で首が座る.しっかり=4
5-6ヶ月で寝返りをうつ.ゴロ=5, 6
7ヶ月でおすわりをする.なんとか=7
8ヶ月ではいはいをする.早い=8
9ヶ月でつかまり立ちをする.きゅっ=9
11ヶ月でつたい歩きをする.ひといき=11
12ヶ月でひとり立ちをする.いちにん=12
2歳で2語文(e.g. パパ来た.)を話す. これまでは単語のみ.2語=2
ちなみに,片言だが文章になる(e.g. パパ)のが12ヶ月なので,これを1語文と捉えれば,1歳で1語文と覚えやすい.
3歳になると社会性が出てくる.2歳までは集団で遊べないが,3歳で「ごっこ遊び」ができるようになる.さんか=3
図形の模写ができる年齢.
参考 : STEP小児科
Inspired by 医学語呂なう@med56_bot《小児科》【乳児の運動の発達の覚え方】
Apgar (アプガー) スコアは,皮膚色,心拍数,刺激に対する反射,筋トーヌス,呼吸の5項目で分娩直後の新生児の状態を評価します.
本当はApgar先生が考えた評価法なのですが,評価項目の頭文字にもなっています.
0点 | 1点 | 2点 | |
---|---|---|---|
(A)皮膚の色 | 全身が蒼白 全身が青紫色 |
身体が淡紅色 四肢にチアノーゼがみられる 先端チアノーゼ |
全身が淡紅色 チアノーゼがみられない |
(P)心拍数 | < 60 | 60 - 100 | > 100 |
(G)反射 | 反応しない | 顔をしかめる 弱く泣き出す |
強く泣く くしゃみや咳がでる |
(A)筋緊張 | 弛緩 | 少しだけ四肢を動かす | 活発に四肢を動かす |
(R)呼吸数 | 呼吸しない | 弱い or 不定期 | 強く呼吸する |
それぞれが2点なので,10点満点です.
生後には,1分後と5分後のApgarスコアを判定し,x点(1分)/ y点(5分)と記載します.
この点数が高ければ高いほど元気です。大きく分類するには,以下のように表現します.
ゴロ合わせは,
赤ちゃん,死なないで!
です.死な(=47)
先日,とある手術を見学した時に,患者が1歳の子供で,バイタルが正常かどうかよく分からなかったので,小児のバイタルの正常値をまとめておく.
成人の脈拍の正常値は,60-100 /min.であり,血圧は 130/85 mmHg 以下が正常値とされている.
新生児(<4週) の心拍数は140 /min.とはやり成人に比べて非常に多い.これが乳児で120 /min.,幼児で100 /min.,学童で80 /min.と低下し,成人で60 /min.となる.20づつ減っていくと覚える.また,面白いことに,単位体表面積あたりの心拍出量は3L/m2^/min.で.新生児から成人までほぼ一定に保たれるそうだ.
新生児の血圧は60/40 mmHgで,年齢とともに上昇する.
新生児の呼吸数は50 /min.と成人に比べて非常に多い.これが乳児(<1歳)で40 /min.,幼児(<6歳)で30 /min.,学童(<12歳)で20 /min.と低下し,成人で18 /min.となる.10づつ減っていくと覚える.
参考: STEP小児科
母乳を4℃で冷蔵すると,母乳に含まれる細菌数が減少するそうです*1.
表2を見ると,母乳は-20℃で冷凍するよりも,0-4℃で冷蔵したほうが,細菌数は下がるようです.母乳に含まれるIgAの作用によって,冷蔵後26℃で数時間おいた方がより細菌数が下がるようです.
従って,母乳は凍らせずに冷蔵庫で保存するのが,細菌の繁殖を抑えるのに有効なのだそうです.
直感的に,冷凍したほうが細菌の繁殖は抑えられるのかな?と思いますが,そうではないようです.
*1:Pardou A, et al. Biol Neonate 1994;65:302–309 (DOI:10.1159/000244076) Human Milk Banking: Influence of Storage Processes and of Bacterial Contamination on Some Milk Constituents