みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

アルドステロン作用に拮抗する腎臓の薬剤-まとめ

レニンはアンギオテンシンⅡとアルドステロンの分泌を促進する.

アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬はACEを抑制しアンギオテンシンⅠからⅡへの生成を抑制する.その結果アルドステロンの作用が減少する.例としてカプトプリルエナラプリルがある.有名な副作用としてブラジキニンの増加による咳がある.

アンギオテンシンⅡ受容体拮抗剤(ARB)はアンギオテンシンⅡの受容体と拮抗しその結果アルドステロンの作用が減少する.例としてロサルタンカンデサルタンがある.

カリウム保持性利尿薬は遠位尿細管から集合管の管腔側にある上皮性Na+チャネルを抑制する. アミロライドトリアムテレンは上皮性Na+チャネルを直接阻害するがスピロノラクトンエプレレノンはアルドステロン受容体に拮抗して上皮性Na+チャネルを抑制する.

アルドステロンは皮質集合管主細胞でK+排泄を促進するため上記の薬剤はすべてK+排泄が抑制され血清K値を上昇させる作用がある

参考: シンプル薬理学, STEP内科学 腎臓呼吸器