みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

スキューバ・ダイビング に関する疾患

スキューバ・ダイビングによって発生する疾患として以下のものが有名らしいのでまとめておきます.

汚染空気

スクーバタンクに混入した汚染物質を吸うことによる

症状

  • 頭痛
  • 吐き気
  • めまい
  • 意識を失う(時に)
  • 唇と爪がさくらんぼのように赤くなる

対処

  • 新鮮な空気を吸わせる
  • 準備があれば酸素を与える
  • 人工呼吸(症状がひどい場合)

窒素酔い

高圧の窒素を呼吸することによる

症状

  • 酔っぱらったような行動
  • 判断力が低下して体が思うように動かなくなる
  • 気が大きくなり安全に対する配慮がなくなったような行動をとる
  • 不安感や不快感
  • パニック

対処

  • 上記の症状が少しでも見られたら浅い水深へ浮上する
  • 深度を浅くすれば通常は何の影響も残さない

減圧症

高圧の状態で体に吸収された窒素が減圧されることで気泡となることによる

症状

  • 麻痺
  • ショック
  • 脱力感
  • めまい
  • しびれ
  • 軽いひりひり感
  • 呼吸困難
  • 関節や手足の痛み
  • 意識不明・死亡 (重篤な場合)

対処

  • 寝かせて酸素呼吸をさせる
  • 救急医療機関などに連絡し迅速に医療機関へ運ぶ  → 再圧チャンバーでの治療が必須
  • 人工呼吸やCPRも適宜

参考:PADI Open Water Diver Manual