みーの医学

2016年3月に110回医師国家試験に合格しました.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboの開発者です.

縫合糸まとめ

縫合糸には吸収性と非吸収性がある.

非吸収性縫合糸

  • 天然性の綿糸や金属線,合成性のポリアミド(ナイロン),ポリエステル(ダクロン),ポリフルオロエチレン(テフロン)などがある.
  • 天然性よりも合成性の方が抗張力が大きく組織反応が少ない.
  • 糸の形状により,短繊維 monofilament,撚り糸 twisted,編み糸 braided があり,monofilamentが最も組織反応が少ない.

吸収性縫合糸

  • 天然性の腸線,合成性のポリグリコール酸(デキソン),ポリグラクチン910(バイクリル)などがある.
  • 合成性の方が均一で組織反応が少ない.

縫合糸のサイズはU.S.P (米国薬局方) に定められており,ここに表にまとめてある.数字が小さい程直径が大きくなる.