みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

鑑別疾患を系統的に考えるカテゴリ

ティアニー先生の診断入門を読みました.

ティアニー先生の診断入門 第2版

ティアニー先生の診断入門 第2版

鑑別を考えるときに使うカテゴリは以下のとおりです.

# 項目 英語
1. 血管性疾患 Vascular
2. 感染症 Infectious
3. 腫瘍性疾患 Neoplastic
4. 変性疾患 Degenerative
5. 中毒 Intoxication
6. 先天性疾患 Congenital
7. 自己免疫性疾患 Auto-immune
8. 外傷 Trauma
9. 代謝性疾患 Endoclinopathy
10. 医原性疾患 Iatrogenic
11. 突発性疾患 Idiopathic
12. 遺伝性疾患 Inheritance
13. 精神・心因性疾患 Psychogenic

系統的に見落としなく鑑別診断ができるのだそうです.

英語圏では,頭文字を並べて,

VINDICATE!!!P

と覚えるそうです. vindicateは「正当性を示す」という意味です.

「これだけのカテゴリの疾患を考えて原因が分からないのは仕方がないことだ」と医師が自分の正当性をアピールするためのもの,という意味が込められているのかもしれません.