肺アスペルギルス症は以下の4つがある.
- 肺アスペルギローマ
- 慢性壊死性肺アスペルギルス症
- 侵襲性肺アスペルギルス症
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
肺アスペルギローマは肺の空洞病変にアスペルギルスが増殖している病気である.そのため,手術で摘出するのがよい.
真ん中2つのアスペルギルス症は宿主の免疫力低下に伴う感染症であるため,アスペルギルスの増殖を抑えるべく,抗真菌薬を投与する.
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は,宿主のアスペルギルスに対する免疫が亢進しすぎて喘息様症状と好酸球増加を来す疾患である.そのため,免疫を抑制するためにステロイドを全身投与する.