みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

チアノーゼとは

チアノーゼは,皮膚や粘膜が暗紫色になることで,血中の還元ヘモグロビンの増加によって発生する.

発生するのは,

毛細血管中の還元型ヘモグロビンが5 g/dL以上

の時である.注意するのは,還元型ヘモグロビンの割合ではなく,濃度であるということである.例えば,Hb が 5 g/dL の貧血の患者さんの場合,全ヘモグロビンに占める還元型ヘモグロビンの割合が100%になってやっと上記基準を満たす.したがって貧血や大量出血患者ではチアノーゼは起きにくく,逆に多血症でよく見られる現象だということを理解する.

チアノーゼは2つに分類される.

  • 中心性チアノーゼ: SaO2の低下によるもので,右→左シャントや肺動静脈瘻,メトヘモグロビン血症が代表的.
  • 末梢性チアノーゼ: 末梢循環障害による局所的なSaO2の低下によるもので,Raynaud症状や心不全による心拍出量低下によって起きる.