みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

B型肝炎マーカーまとめと語呂合わせ

B型肝炎のマーカーにはいくつか種類があってややこしいので整理しておく.

B型肝炎マーカーは,s (surface), e , c (core) の3種類と,抗原, 抗体 の組み合わせの6種類がある.

一過性感染の場合

HBV感染後,すぐにHBs抗原が陽性になる.表面(surface)なのですぐに陽性となる.

直後にHBe抗原が陽性になる.eはengergyのeなので(ゴロのためのウソ),活動性を示す.

1週間後にIgM-HBc抗体が陽性になる.6ヶ月ほどでクラススイッチがおこりIgG-HBc抗体が陽性になる.ちなみにHBc抗原は検出できない.

ウイルスの活動性が弱まるとe抗原は陰性になり,HBe抗体が陽性となり,回復期となる.

しばらくしてHBs抗体が陰性になり,HBs抗体が陽性になる.ちなみにsは生涯のsなので(ゴロのためのウソ),生涯陽性となる.

まとめると,抗原はs, e, c (=second) の順に出現し,逆のc, e, sの順に抗体ができる.まさに,感染による抗原は単位で出現するわけだ.

また,B型肝炎の診断には,急性の初感染を反映するIgM-HBc抗体陽性が重要な所見である.

抗原はs, e, c (=second) の順に出現
逆のc, e,sの順に抗体ができる.
診断=cindanで,HBc抗体で診断