みーの医学

2016年3月に110回医師国家試験に合格しました.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboの開発者です.

産休のまとめ

産前産後休業,いわゆる産休は,労働基準法に定められた労働者の権利です.産休として休める期間は出産予定日(=妊娠40週0日)の6週間前から出産日の8週間後までです.

産休で休むんや.

大阪弁で休むん(=6)や(=8),というのが由来です.(嘘です)

産後6-8週間のことを産褥期といい,出産前の体の状態に戻る期間です.

なお,産後6週間は必ず休まなければならず,産後6週間が経っていない労働者を就業させることは,会社の違法行為となります.6から8週間は,労働者が会社に請求し,医師が認めた場合のみ就業できます.産前休業は会社に請求すれば取得が可能です.

出産予定日よりも遅れて出産となった場合は,予定日から出産当日までは産前休業になります.この場合も産後休業は出産日を基準に期間が設定されます.妊娠出産は予期できない部分も多いので,このようにフレキシブルな制度になっています.

多胎の場合は6週前が14週前になります.