みーの医学

2016年3月に110回医師国家試験に合格しました.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboの開発者です.

他院からの紹介患者は必ずイマイチ

他院から紹介される患者の治療内容や状態はイマイチなことが多いと感じています.ついつい,なんでこんな状態まで放置するんだ,なにも検査してないぞ,などと愚痴をこぼしてしまいます.

しかし,よく考えると,紹介元の病院では適切な診療ができないから紹介となるわけで,必然的にイマイチなのだと気づきました.

みーの病院で診療ができない患者を他院に紹介する時も,きっと紹介先の医者からはイマイチだな,と思われているのでしょう.

時々,紹介元の医師に大量の質問をする医師を見かけます.その中でも,「先生は現在の病状をどのように評価していますか?」「今後の方針をどのように考えておられますか?」「どうしてこの検査をしていないのですか?」という質問はよくないと思います.その質問に答えられたら,そもそも紹介するまでもないからです.

世の中の病院で,「大変申し訳ありませんが,当院でのこれ以上の加療は困難です.」「分かりました.あとはこちらで対応しておきます.」という理想の会話が増えていくことを願います.