みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

腎臓の病理の染色法

腎生検で得られた糸球体に対して行う染色法は4つありそれぞれ見たいものが異なる.

  • HE染色 : 炎症があるか?
  • PAS染色 : メサンギウムが厚くなっているか?
  • PAM染色 : 基底膜が厚くなっているか?
  • Masson trichrome染色 : 線維化しているか?

組織診断名として以下の7つがある. - 微小糸球体病変 - 巣状分節性糸球体硬化症 - 管内増殖性糸球体腎炎 - メサンギウム増殖性糸球体腎炎 - 半月体形成性糸球体腎炎 (管外増殖性糸球体腎炎) - 膜性腎症 - 膜性増殖性糸球体腎炎

HE染色をして富核(全体的に核が多い状態)になっていると管内増殖性糸球体腎炎と決まる.

PAM染色をしてメサンギウム細胞が増殖している場合基底膜の二重化が起こっているかを確認し起こっていれば膜性増殖性糸球体腎炎そうでなければメサンギウム増殖性糸球体腎炎となる.

PAS染色をして正常と同様ならば微小変化群であり分節性の硬化性病変が見られれば巣状分節性糸球体硬化症となり半月体が見られれば半月体形成性糸球体腎炎となり基底膜にスパイクが見られれば膜性腎症となる.