みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)のまとめ

重症熱性血小板減少症候群 (Severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)は,マダニが媒介するウイルスによって起こる感染症です.

6日~2週間程度の潜伏期間を経て,発熱,倦怠感,食欲低下,消化器症状,リンパ節腫脹,出血症状を来します.致死率は約10%と考えられています.

検査所見は,その名の通り,血小板減少,白血球減少が特徴的な他,血清電解質異常(低Na血症,低Ca血症)などがあります.RT-PCRや抗体価上昇によって診断をします.

治療は対症療法のみで,有効な抗ウイルス薬はありません.したがって,マダニに噛まれないようにするなど,予防が重要です.

現在日本では4例確認されています.

以下のサイトが詳しいです.

www.mhlw.go.jp

フタトゲチマダニ

f:id:atsuhiro-me:20151223204204j:plain:w300 f:id:atsuhiro-me:20151223204214j:plain:w300 *1

普段は小さい(3 mm程)が,吸血するととっても大きくなります(1 cm程).