点滴ルートに注射針なしで薬液が投与できる三方活栓は大変便利です.
側方からシリンジで薬液を投与する時,下の(a)の状態で接続してはいけません.必ず,混注部が開放されている状態にします.
何故ならば,(a)の状態でシリンジを接続すると,混注部の内圧が上昇して薬液が漏れたり空気が混入したりするのだそうです.*3
直感だと(a)の状態で接続してから(d)の状態にして薬液を投与するのが正しいような気がしますが,(d)の状態のままシリンジを接続して投与するのが正解です.
*1:シュアプラグAD三方活栓 https://www.terumo.co.jp/medical/equipment/me322.htmlより
*2:シュアプラグAD三方活栓 添付文書より
*3:セーフタッチ三方活栓 添付文書より