2019-11-16 血漿交換がかっこよかった 腎臓内科 発熱,血小板減少,腎機能障害,溶血性貧血,意識障害を発症した患者さんが先日来院されました. 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)が疑われ,すぐさま血漿交換が開始されました. 発症時は呼びかけても反応がない状態でしたが,2日目でオーダーが入る程度にまで意識レベルが改善しました. 新鮮凍結血漿(FFP)は480mLで23000円*1で,1回約3L*2のFFPを連日消費する治療ですが,これだけ劇的に効果が出るならば十分な価値があると思いました. 血漿交換,かっこいい. *1:日本赤十字社 ホームページより *2:患者の体格によって使用量は異なります.