みーは血液内科医 (みーの医学)

2016年3月に110回医師国家試験に合格し,初期研修を終え,現在は血液内科医として働いています.医療従事者のためのWebサービスであるLafLaboを開発しています.

スポーツと医療

先日,ダイバーの知人と話をしました.

「水深20mまで潜ってから戻ってくると,右耳が聞こえにくくなって,3日間ほどすると徐々に元に戻ってくるんですよ.昔からそうだったので,あんまり気にせずにダイビングしてますけど.これってやっぱり鼓膜に穴が空いているんですかね.ははは.」

本人は笑い話のつもりだったようですが,気圧の変動で聴覚に障害が出ているのはかなり気になりました.

不可逆的な聴覚障害となったら大変なので,耳鼻科の受診を勧めましたが,「まぁ,昔からですから」とやんわりと断られてしまいました.ダイビングをやめるつもりはないようでした.

病気を治すのが医療ですが,スポーツに伴う疾患の治療のために,そのスポーツを中止しなければならないとしたら,患者にとっては辛い選択です.しかしながら医者の立場では,スポーツの継続によって疾患が増悪することを許容することは難しいです.

スポーツと医療,両方の側面から満足できる目標を設定するのはかなり難しいと感じたみーでした.